【母が父と出逢った高校に行きたい。】
「いいわ。お父さんではなく、秀雄と呼ぶわ。
高校入学して、同じクラスになったの。
出身中学は別々よ。
特に親しいわけではなくて、普通のクラスメイト。
そのうち、同じクラス内で、カップルが誕生しだしたの。
お互い気にしてなかったわ。
2年生になるときもクラス替えはなくて、
そのままのクラスメイトで2年生に進級したの。
窓際に座った秀雄の笑顔が、太陽の光に当たると輝いて
見えるようになったわ。2年生になってから、だよ。
休み時間や昼休みは後ろの席の女子と話ししながら、
秀雄の笑顔を見るのが大好きになったの。」
「うん。お父さんの優しい笑顔、写真でも素敵。」
「ある日、私の中学時代の親友が
秀雄に告白するから協力して、と言ってきたのよ。
それがとても可愛い子なの。」
「ライバル?」
「ううん。仲良しでライバルとは思っていなかったわ。
だから橋渡ししたの。その子が秀雄に彼女にしてくださいって
告白したの。私もその場にいたわ。
そしたら、秀雄がいいよって返事したの。
私は、ショックで、その場から走って泣きながら逃げたわ。」
「お父さんが、断ると思ってたんだ。」
「んん。どうだろう。そうは思わなかった。
何も考えてなかったんだね。人事だし、ボンヤリ見てた。
ところが、その子が告白して、秀雄がオッケーしたことで、
瞬間、秀雄を奪われた気がしたの。
動転して、ショックだった。」
「大変だ。私は、どうなるの?」
私は、茜の言葉が可笑しくて、笑った。
茜は生まれて、ここに居る。
「年末には、その子と秀雄は破局したわ。
で、私がバレンタインデーにアタックしたの。
秀雄の家まで、チョコレートを持って行った。
強引でしょ?でも強引で良かったわ。
一年年下のポニーテールの可愛い子が
秀雄にチョレート渡して、アタックしてたもん。」
「お父さんは、モテタんだ。カッコいいもんね?
お母さんは強引だ。でも良くやったと誉めるよ。
そのお母さんのおかげで、私が存在してる。
ありがとう。で?お父さんは何て言った?」
「ボクも由美が好きだった、って。」
「おぃおぃ、いいかげんにしろよ、お父さんって。」
「うん。人気あったよ。
俺から由美に言う、ボクの彼女になってください、
と言ってくれたの。」
「おっ、素敵だねい。お父さん、立派だ。
私、そのお父さんとお母さんの高校に進学したいの。」
「え?」
驚いた。
いきなりで、混乱した。
私は、言葉が出なかった。
高校入学して、同じクラスになったの。
出身中学は別々よ。
特に親しいわけではなくて、普通のクラスメイト。
そのうち、同じクラス内で、カップルが誕生しだしたの。
お互い気にしてなかったわ。
2年生になるときもクラス替えはなくて、
そのままのクラスメイトで2年生に進級したの。
窓際に座った秀雄の笑顔が、太陽の光に当たると輝いて
見えるようになったわ。2年生になってから、だよ。
休み時間や昼休みは後ろの席の女子と話ししながら、
秀雄の笑顔を見るのが大好きになったの。」
「うん。お父さんの優しい笑顔、写真でも素敵。」
「ある日、私の中学時代の親友が
秀雄に告白するから協力して、と言ってきたのよ。
それがとても可愛い子なの。」
「ライバル?」
「ううん。仲良しでライバルとは思っていなかったわ。
だから橋渡ししたの。その子が秀雄に彼女にしてくださいって
告白したの。私もその場にいたわ。
そしたら、秀雄がいいよって返事したの。
私は、ショックで、その場から走って泣きながら逃げたわ。」
「お父さんが、断ると思ってたんだ。」
「んん。どうだろう。そうは思わなかった。
何も考えてなかったんだね。人事だし、ボンヤリ見てた。
ところが、その子が告白して、秀雄がオッケーしたことで、
瞬間、秀雄を奪われた気がしたの。
動転して、ショックだった。」
「大変だ。私は、どうなるの?」
私は、茜の言葉が可笑しくて、笑った。
茜は生まれて、ここに居る。
「年末には、その子と秀雄は破局したわ。
で、私がバレンタインデーにアタックしたの。
秀雄の家まで、チョコレートを持って行った。
強引でしょ?でも強引で良かったわ。
一年年下のポニーテールの可愛い子が
秀雄にチョレート渡して、アタックしてたもん。」
「お父さんは、モテタんだ。カッコいいもんね?
お母さんは強引だ。でも良くやったと誉めるよ。
そのお母さんのおかげで、私が存在してる。
ありがとう。で?お父さんは何て言った?」
「ボクも由美が好きだった、って。」
「おぃおぃ、いいかげんにしろよ、お父さんって。」
「うん。人気あったよ。
俺から由美に言う、ボクの彼女になってください、
と言ってくれたの。」
「おっ、素敵だねい。お父さん、立派だ。
私、そのお父さんとお母さんの高校に進学したいの。」
「え?」
驚いた。
いきなりで、混乱した。
私は、言葉が出なかった。
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